日本は靴を履くことが”文化として根付いていない”ように感じる
日本は
靴の現場にいるとヒシヒシ感じるのが「日本って靴が文化として根付いてないなー」という感覚です
先日書いた
「やっぱ靴って磨いたほうがいいんですか?」
という質問にも、それが端的に現れてると思います
またサイズ選びも同じで、感覚的には世の中の8割ぐらいの人が大きめのサイズを選んでるんじゃないでしょうか?
さらにその大きめ靴のヒモをゆるく締めて、ゴソゴソしながら履いてる人が大半です
みんな「履き心地」よりも「脱ぎ履きしやすさ」を重視してるんですね
脱ぎ履きにかかる時間と、その靴を履いてる時間を考えれば、それがどれだけ「合理的でないか」がわかります
これも感覚的なものですが、10年以上履ける靴を4~5年でダメにしてる人が多い印象です
ヒドイ人になると2〜3年でダメにしてしまい「え?まだそんなに履いてないのに・・・」なんておっしゃっています
同じ靴を毎日履くのも、無知からくる非常にマズイ履き方です
1日履いた靴は汗で湿ってるので、次の日も履くと乾くヒマがなくずっと湿ったままになります
それが続くとあっという間にくたびれるますし、雑菌が繁殖し臭うようになってしまいます
さらに、本当は湿った靴を履くと気持ち悪く感じるのですが、それがわからないほど感覚が鈍くなってる方が非常に多いようです
※これは学生時代の制靴の履き方に原因があるように感じます
こういったことが起こるのは、靴を履くことを「ちゃんと理解してない」のが原因だと考えられます
そして、この「靴に対する無理解」は代々受け継がれます
理解しないまま親になり、子供に靴を買い与える際にちゃんと教育ができない・・
その子が親になってもやはり同じことの繰り返し・・
こんなところでしょうか
日本人が靴を本格的に履くようになったのは明治維新ぐらいでしょうか?
だとすれば150年ぐらいでは、まだまだ文化として根付かないってことになります
まとめると
・日本人の大半は靴をちゃんと理解してない
・ほとんどの人が大きめサイズを選ぶ
・多くの方がゆるく履いて脱ぎ履きを重視
・同じ靴を毎日履く人も多い
・その結果、靴が長持ちしない
ってとこかな
現場からは以上でーす