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靴磨きのやり方、靴の選び方「本音」をプロが詳しく解説します

プロの目線で靴磨き、お手入れ、サイズ選びを解説します

靴磨きのやり方をプロが解説 〜エナメル編〜

エナメルのお手入れって、実はメチャ簡単です

 

基本的には専用のクリーナーで表面の汚れを取れば、それで同時にツヤ出し(表面の保護)もできます

 

こういった溶剤ですね

 

表革用のクリーナーで代用できそうに思いますが、実際に使うと汚れが伸びてしまい、濡れタオルで窓を拭いたように筋が残ってしまいます

 

この筋がなかなか消せずかなりメンドクサイので、ここはおとなしく専用の溶剤を使いましょう

 

また、エナメルに防水スプレーは必要ありません

なぜなら、すでに防水の膜が貼ってあるからです

 

エナメルとは革の表面に透明の樹脂をコーティングしたものなんです

だから表面の扱い方はビニール素材とよく似ています

 

ビニールって素材そのものが防水素材なので、その上からさらに防水スプレーをかけたりしませんよね?

 

エナメルも同じ考え方でいいと思います

変なものをかけると逆に樹脂が曇ったりするので、気をつけましょう

 

また、エナメルはかなり湿気に弱いようです

 

クローゼットに長期間保管していると、表面がベタベタになってしまうことがあります

 

こうなるともう素人では手に負えませんので、プロに任せるほうがいい。

 

検索すれば色んな方法が出てきますが、それでさらに状態を悪くするとプロでも対応できなくなる場合があります

(もしくは対応できるけどメチャ面倒、そのぶん料金UP)

 

「プロに任せるなら、何もせずに持ち込む」

 

これが鉄則です

 

 

あと、ないとは思いますがマニキュアのような揮発性のある塗料が付着すると、表面の樹脂を通り抜けて色が内部に入ってしまいます

 

靴とは別の色が付着すると大変です

もしそうなるともう取れなくなるので注意してください

 

 

まとめると

 

・エナメルの表面は樹脂

・専用の溶剤で手入れする

・防水スプレーは使わない

・ベタついたときはプロに任せる

・塗料の付着には気をつける

 

ってとこかな?

 

エナメルの曇りをとると、気持ちも晴れやかになりますよー

 

現場からは以上でーす

 

 

 

 

 

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