自分に合った靴の選び方 まずは自分の足を知るのが大事 〜ボールジョイント編〜
サイズ、ワイズと書いてきましたが、それだけではどうしても市販靴が足に合わない方がいます
それは「平均値から大きく外れた足」の持ち主です
その一つが「ボールジョイントの位置」です
ボールジョイントとは歩く際に足が曲がる部分のことで、指の付け根の「横幅が最も広い場所」になります
この部分とカカトの最後部をつないだ長さが靴にピッタリあってないと、その靴をちゃんと履くことができません
靴のボールジョイントの位置はあらかじめ決められていますので、合ってないと足のほうがそこに滑り込もうとするんです
なのでこの部分の長さが「靴のほうが長い」と、履いているうちに足が前に突っ込んでしまいカカトがパカパカ抜けてしまいます
先の尖った靴でよく起こりがちですが、新しいうちはつま先が固く狭いので前まで足が入らずに「ピッタリサイズ」に感じます
でも、履いていくうちに革が馴染んで足の形の伸びると、前に突っ込んでかかとに隙間が空いてしまうんです
これって要は、新しいうちは革が固いのでその位置のズレに気づかなかっただけなんです
この失敗はものすごく多く目にします
逆にこの長さが靴のほうが短いと、ものすごい違和感を感じます
(まあ、こういった靴は試し履きの時点で選ばないと思いますが・・)
これが「靴はカカトで履く」といわれる理由です
サイズとワイズが合ってれば靴って快適に履けそうに思いますが「足は可動する」ので、大切なポイントはそれらだけじゃないんですね
ちなみにこの長さの日本人平均は「サイズの67.1%」なんだそうです
※15年ほど前に学んだ数字なので、現在は変わってるかもしれません
サイズ編でオススメした足型(セルフフットプリント)で一度測ってみてください
やり方は
・指の付け根の足幅の最も広い部分を先でつなぎ
・サイズ線に交わった点とカカトの長さを測って
・それをサイズで割り算して100をかけたのが
あなたの足のパーセンテージです
これが平均値よりも小さいと「指が長めの足」ということになります
大きいとその逆ですね
この数字を知れば、また一つ自分の足が理解できます
では具体的な説明ですが
この比率がもし平均よりも小さいなら指が長いということなので、つま先の長い靴がご自身の足に合う可能性が高いです
こういった全体の靴長に対して可動部が後ろ気味の靴が良さそうですね
逆に比率が大きいならその逆で、つま先の短い丸い靴が合いそうです
そんなふうに靴選びの目安として「自分の足を知っておく」のはとても大切なことなんです
まとめると
・指の付け根の可動部をボールジョイントという
・その部分んとカカトまでの長さが、靴選びにかなり重要
・それの長さが合ってない靴を買うと失敗する
・セルフフットプリントで計測してザックリ把握するのがオススメ
・その結果によって合いそうな靴の形を推測する
って感じです
次は左右振れについて書きまーす